あなたは解けますか?意外と気づかない直感の落とし穴
お久しぶりです。とはいえ、前回の投稿から1ヶ月も空いていないので、少し早めに投稿あげられてよかったです。
前回までは、データマネジメント等の話を中心に記事を書いていました。今回は嗜好を変えて、なぜデータや数字は重要なのか?にフォーカスしていきたいと考えています。
というのも先日
Metafindウェビナー「組織の変革とデータガバナンス~ DMBOKから読み解くDX改革 ~」 | Metafindコンサルティング
上記のセミナを聴講し、その中で面白いなと感じた内容があったのでその話も踏まえられたらいいなと思ったからです。
その内容というのが、「モンティ・ホール問題」というものです。
こちらは有名な問題なので、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、ご紹介します。問題も一緒にご紹介しますので、今回初めて耳にする方や、聞いたことあるけどあまり覚えていない方は是非この問題の答えを考えてみてください!
「モンティ・ホール問題」というのは、アメリカの司会者モンティ・ホールさんが、あるテレビ番組で以下のようなルールのゲームを紹介したものです。
「ルール」
プレイヤーの前に閉じた3つのドアがあります。
1つのドアの後ろには当たりである「車」があります。
他の2つのドアの後ろには、外れの「ヤギ」が用意されています。
まず、プレイヤーが1つのドアを選択します(選択しただけでまだドアを開けてはいません)。その後司会者のモンティが残った2つのドアのうち外れである「ヤギ」がいるドアの1つを開けます。
ここで、プレイヤーは2つの選択肢を選ぶことができます。
・最初に選択したドアをそのまま開ける
・残っている、モンティに開けられていない方のドアを開ける
上記2択であなたはどちらを開けますか?どちらを選ぶ方が当たりである「新車」が当たりやすいでしょうか?
いかがでしょうか?この問題は、どちらが当たりやすいかでかなり議論になった問題でもあります。(私も初めて答えを聞いた時は「何で?』と頭にハテナが浮かび続けていました。笑)
この問題は、皆様にも是非考えていただきたいので、解き方は次回ご紹介します。
あらかじめ答えをお伝えすると、
・残っている開けられていない方のドアを開ける
方が「新車」が当たる確率は高いです。
なぜ、この問題をチョイスしたのかというと、恐らくこの問題を初めて聞いた人はどの扉を開いても確率は3分の1だから変わらない。もしくは、残った扉は2つだから2分の1でどちらを開けても変わらないだろうと考えたのではないでしょうか?(私もそうでした。。)
ここが、今回のタイトルである直感の落とし穴です。人の直感とは意外と当てにならない部分があり、その直感に頼りすぎると、大事な場面で損をしてしまうということが起こりかねません。つまりビジネス上でも、私生活でも、何かしらの意思決定をする際自身の直感だけでなく数字やデータから見える客観的な事実を正しく解釈するということが非常に重要になります。
だからこそ、特にビジネス上では、客観的な判断ができるくらい整備されたデータを準備することが厳しい競争を勝ち抜く上で欠かせません。もちろん数字だけで人を動かすことはできませんが、こうしたクイズをきっかけに数字やデータに目を向けて見てはいかがでしょうか?