非IT人材とデータについて

お久しぶりです。今回も1か月ぶりの更新です。

もっとサクサクブログが書けるといいんですけどね。。

というわけで今回は、基本に立ち返り「データ」とは何か?また、ITスキルがあまりない人がなぜデータに関わる必要があるのか?についてご説明します。
(前回の続きである、メタデータの詳細についてはまた今度書こうと思います。)
データマネジメントの知識体系本である、DMBOKでは、

「データは企業にとって重要な資産」と言われています。

このことは、広く知られている事実だと思いますが、中々データを資産として積極的に管理している組織は多くありません。また、データとは単体で使えるものではありません。つまり、何もしないでデータから偶然価値が生まれるということはないということです。だからこそ、データに対して確固とした意志を持ち、計画を立て、コーディネートし、コミットする必要があります。
また、データをしっかりと管理するためには、ITスキルと非ITスキルが必要です。
ITスキルとは、データを生み出すためのシステム(データベース等)を実装し、パフォーマンスを上げることを指します。一方で、非ITスキルとしては、どのようなデータ活用し、戦略的な価値を引き出すかを考え実行することを指します。つまり、業務的な知識やデータに対する理解が求められます。

よくある勘違いとして、人工知能機械学習を基に戦略を立てたり、分析を行う際データサイエンティストにお願いすれば勝手に答えが出てくるだろうというものです。
実際には、
・どういったデータが見たいのか?
例)顧客ごと、営業員ごとの成約率が見たい等
→営業戦略を立てるため、顧客の性質(年齢層や住所等)と営業員の性質(年齢層や役職等)にはどういった関係があるか知りたい。
・そのデータはどこから持ってくるのか?
例)本店の営業システムだけで良いのか?それとも全社の営業システムから持ってくるのか?そもそも営業システムから持ってくるだけで良いのか?等
・そのデータはきちんと整理されているのか?
例)仮に全社的にデータを持ってくる場合、支店ごとの営業システムで異音同義語、同音異義語は無いのか?等(例:大阪支社では顧客コードを10桁で持っているが、東京本店では顧客コードを8桁で持っている)
といった、データを分析するための準備が必要です。

これからの時代、ITに直接かかわる人材(プログラマーやデータエンジニア等)だけでなく、ITには直接かかわらない人材(営業員やマーケターなど)にとってもデータに対して理解や関心を持っておくことは非常に重要だと考えています。さらに、両者(IT人材と非IT人材)が協力することも重要です。

ということで今回は以上となります。今後もデータって大事なのかもなぁと思ってもらえるような記事を投稿していければと思っております。

データは仕事上だけでなく、日常の至る所に存在しています。そのデータを上手に活用しようとすることは損にはならないと思っています。
もしこの記事を読んでみて、少しでもデータについて学んでみたいと思ってもらえると幸いです。